
従業員の健康やモチベーションを維持するうえで、心身ともにリフレッシュできる機会を提供することは、企業にとって欠かせない取り組みの一つです。なかでも、プライベートを重視する福利厚生として、保養所などのリゾート施設を活用する方法は、従業員エンゲージメントの向上にも効果的です。さらに、柔軟な働き方の一環として注目されている「ワーケーション」とも相性が良く、休暇と仕事のバランスをとりながら働ける環境づくりに貢献します。
今回は、全国各地のリゾートホテルを会社の福利厚生施設として運用できる『東急ハーヴェストクラブ』を軸に、類似する形式のサービスを各種比較しながらご紹介します。
※本記事の内容は執筆時のリサーチによるものです。閲覧いただいた時点で各サービス内容が変化している場合もございます。料金やプランなどの詳細については各サービス窓口へお問い合わせください。イメージ画像は各サービス・運営会社さまの公式サイトより。
東急ハーヴェストクラブとは

『東急ハーヴェストクラブ』は、東急不動産グループが全国に展開する会員制リゾートホテルの福利厚生です。箱根・軽井沢・京都など、20か所以上の宿泊施設があり、会員限定料金で上質な宿泊体験を楽しめます。入会時に1施設の会員権を購入する「ホームグラウンド制」で、ホームグラウンドとして選んだ宿泊施設は予約がとりやすくなります。会員種別は、施設を東急不動産グループとの共有資産として保有する「共有制」、預託金を預けて利用権を得る「預託制」、1年単位で利用できる「プレオーナーズ会員」があります。
入会時には1年間有効の「宿泊利用券」が最大36枚発行され、1泊1室につき1枚を使用します。料金体系は施設によって異なり、どの部屋を選んでも一律5,500円(または6,300円)の施設と、部屋タイプで価格が変動する『VIALA・RESERVE施設』があります。社員の家族や複数社員による同時利用が可能で、ゴルフ・スキー・テニスなどのアクティビティも充実しているため、プライベートはもちろん、社員旅行・研修会などの用途にも活用しやすいサービスです。
おすすめの類似サービス比較表
ひと言訴求テキストテキスト『スナックミーオフィス』
大手グループの安心感と実績『ラフォーレ倶楽部』

【東急ハーヴェストクラブとの類似点】入会方式が選べる/バケーション利用を推奨している/ホテル・旅館などの民間宿泊施設を利用できる/自然やリゾートを楽しめる/従業員がプライベートで利用できる/従業員の親族も利用できる
【東急ハーヴェストクラブとの相違点】チケット制ではない/ゴルフ利用込の会員プランがある
【こんな企業におすすめ】会社専用の保養所を探している/従業員のプライベートを充実させたい/接待の機会が多い
『ラフォーレ倶楽部』は、森トラストグループが運営する法人会員制クラブで、全国10か所のホテルやゴルフ場を会員限定の優待価格で利用することができます。対象施設には、世界的ブランドホテルも含まれており、高品質なホスピタリティをリーズナブルに体験可能です。入会金はなく、契約形態は「定額会費方式」「預託方式」「併用方式」の3つから選択できるため、企業の利用方針や予算に合わせて柔軟に導入できます。
月額制で気軽に別荘ライフ『SANU 2nd Home for Business』

【東急ハーヴェストクラブとの類似点】バケーション利用を推奨している/出張・研修・合宿などビジネス利用に向いている/ワーケーションやリモートワーク利用に向いている/オリジナル施設を利用できる/自然やリゾートを楽しめる/従業員がプライベートで利用できる/従業員の親族も利用できる
【東急ハーヴェストクラブとの相違点】チケット制ではない/入会方式は選べない/食事は宿泊者で用意する
【こんな企業におすすめ】出張や合宿に役立てたい/組織力を強化したい/従業員のプライベートを充実させたい/多様な働き方を推進したい/長期滞在に利用したい
『SANU 2nd Home for Business』は、月額料金のみで全国の自然豊かな拠点を保養所として利用できる法人向けサービスです。北海道から奄美大島まで広がる約30か所の施設では、木の温もりを感じるSANU独自の建築デザインが採用されており、リフレッシュやワーケーションを目的とした滞在に最適です。従業員が負担する費用は、清掃費(週末は追加料金)のみというシンプルな価格体系に加え、一部施設にはカーシェアやサウナ、スキー場などのアクティビティも併設されています。
【詳しくはこちら】SANU 2nd Home for Businessとは?料金や評判、代替・類似サービス比較5選を解説
出張・福利厚生をもっと自由に『Resort Worx』

【東急ハーヴェストクラブとの類似点】バケーション利用を推奨している/出張・研修・合宿などビジネス利用に向いている/ワーケーションやリモートワーク利用に向いている/ホテル・旅館などの民間宿泊施設を利用できる/従業員がプライベートで利用できる/従業員の親族も利用できる
【東急ハーヴェストクラブとの相違点】チケット制ではない/施設によって宿泊費が異なる【こんな企業におすすめ】出張や合宿に役立てたい/従業員のプライベートを充実させたい/多様な働き方を推進したい/短期滞在に利用したい
『Resort Worx (リゾートワークス)』は、提携している全国400拠点以上のリゾート施設や会員制ホテルに、最大80%の割引価格で宿泊できる法人向けサービスです。福利厚生の一環としてはもちろん、出張の多い社員の宿泊費削減にも活用でき、コストパフォーマンスに優れています。また、社員旅行や研修合宿といった団体利用の手配にも対応しており、企業のさまざまなニーズに応える柔軟性が魅力です。
【詳しくはこちら】Resort Worx (リゾートワークス)とは?料金や評判、代替・類似サービス比較5選を解説
手間なく使える法人別荘『&album』

【東急ハーヴェストクラブとの類似点】バケーション利用を推奨している/出張・研修・合宿などビジネス利用に向いている/自然やリゾートを楽しめる/団体利用を想定している/従業員がプライベートで利用できる/従業員の親族も利用できる
【東急ハーヴェストクラブとの相違点】チケット制ではない/入会方式は選べない/キャンプや屋外アクティビティが豊富
【こんな企業におすすめ】出張や合宿に役立てたい/組織力を強化したい/従業員のプライベートを充実させたい/多様な働き方を推進したい/短期滞在に利用したい
法人会員制別荘サービスの『&album (アンドアルバム)』。キャンプ場や温泉など多様な特色を持つ宿泊施設を、1契約につき年間30泊まで利用することができます。専属のコンシェルジュが宿泊予約などの手配を代行してくれるため、企業側の管理負担も最小限に抑えられます。自然を感じながら過ごせる環境は、業務の合間の癒しの場としても活用され、社員のワークライフバランスやエンゲージメント向上にも寄与するでしょう。
法人向け一棟貸し古民家『カクレバ』

【東急ハーヴェストクラブとの類似点】ワーケーションやリモートワーク利用に向いている/自然やリゾートを楽しめる/団体利用を想定している/従業員がプライベートで利用できる/従業員の親族も利用できる
【東急ハーヴェストクラブとの相違点】チケット制ではない/古民家を一棟借りられる/食事は宿泊者で用意する
【こんな企業におすすめ】出張や合宿に役立てたい/組織力を強化したい/従業員のプライベートを充実させたい/多様な働き方を推進したい/短期滞在に利用したい/長期滞在に利用したい
『カクレバ』は、里山にある庭付き古民家を「シェア型シン保養所」として、法人向けに一棟貸しするサービスです。兵庫県や岐阜県を中心に5施設を展開しており、豊かな自然に囲まれた落ち着いた環境で過ごすことができます。会員価格での利用ができるほか、ミーティングスペースのある施設を選べば社員研修や合宿などの用途にも適しています。日常の業務から離れて集中できる空間は、チームビルディングを促進し、社員同士の交流を深める機会にもなります。
東急ハーヴェストクラブの主なメリット
一律料金で公平に利用できる
『東急ハーヴェストクラブ』の大きな特長は、季節や曜日に関わらず、基本的に同一料金で宿泊できる点です。土日休みの社員はもちろん、シフト制勤務の社員でも、時期による価格差を気にせず利用できるため、公平感を持って福利厚生制度を活用できます。また、保有方法にかかわらず、全国の施設で統一された高いサービス品質が確保されているため、どの施設を利用しても安心して滞在できるでしょう。
管理不要で保養地を持てる
自社でマンションや別荘などの保養施設を所有する場合、定期的な清掃や設備のメンテナンス、セキュリティ対策など、多くの手間とコストが発生します。一方、『東急ハーヴェストクラブ』では、リゾートホテルの客室を福利厚生施設として活用でき、宿泊中の清掃やタオル交換などのサービスも施設側が対応するため、企業側での負担を大幅に軽減できます。また、予約も社員それぞれが専用サイトで行うため、企業側で予約調整を行う必要もありません。
ブランド力や採用力強化が期待できる
柔軟な働き方やライフワークバランスを重視する傾向が強まる中で、社員のプライベートを豊かにする福利厚生は、企業の魅力を高める重要な要素です。『東急ハーヴェストクラブ』のように、大手企業が運営する高品質なリゾート施設を手頃な価格で利用できる仕組みは、従業員に安心感と特別感を与えられます。結果として、企業イメージの向上につながり、採用活動や社員の定着率にも良い影響をもたらすことが期待できます。
東急ハーヴェストクラブのデメリット・注意点
初期費用と維持費に注意
『東急ハーヴェストクラブ』は保養所という性質上、初期費用および継続的なランニングコストが発生します。特に「共有制」の場合は、不動産取得税や固定資産税といった法定費用がかかる点に留意が必要です。施設を利用する権利に有効期限を設けられてしまいますが、初めて導入する企業にとっては、不動産を所有しない「預託制」や、1~3年の期間限定で利用できる「プレオーナーズ会員」など、負担の少ない制度から試験的に始めてみるのも一つの方法といえます。
制度定着には情報発信を
福利厚生施設は、契約しても社員に認知されず、利用が進まないケースも少なくありません。『東急ハーヴェストクラブ』も例外ではなく、導入後は社内報やメールを活用し、利用方法や予約の流れなどを丁寧に周知することが求められます。また、社員個人が使う用途だけではなく、社員旅行や課外研修といった、複数人が参加しやすい社内イベントと組み合わせることで、活用機会が自然と増えていきます。
宿泊券の管理を徹底する
『東急ハーヴェストクラブ』では、入会時に「宿泊利用券」が付与されます。このチケットを提示することで会員価格での宿泊が可能ですが、企業・社員双方での適切な管理が求められます。チケットは鍵のかかる場所で保管するなど、紛失・盗難リスクへの対策が必要です。また、有効期限が原則1年間に限られているため、使用状況を定期的に把握し、社員間で公平に行き渡るよう工夫することが、制度を最大限に活用するうえで重要です。

執筆者 山本瑠奈|株式会社スナックミー カスタマーサポート
百貨店デザイナーズブランド勤務やコールセンター勤務を経て、株式会社スナックミーでお客さまとのコミュニケーション窓口を担うカスタマーサポート担当。個人・法人のユーザーさまが安心してスナックミーをご利用いただけるよう、お困りごとに真摯に向き合うかたわらで、課題解決に役立つ「よくある質問」コンテンツの編集・更新や「福利厚生用語集」の作成も対応中。好きなおやつは『もっちりさつまいもバター餅』と『米粉パスタスナック』。

監修者 snaq.me magazine編集部
からだにやさしい無添加おやつの法人向け置き菓子サービス『snaq.me office (スナックミーオフィス)』が運営する、福利厚生専門よみものメディア『snaq.me magazine (スナックミーマガジン)』の編集部です。組織運営に役立つ情報をさまざまに発信していきます。
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