
コロナ禍をきっかけに働き方の多様化が急速に進み、オフィスへの出社勤務とリモートワークを柔軟に組み合わせたハイブリッドワークが主流となりつつあります。場所に縛られない働き方が浸透する一方で、従業員の心身のリフレッシュやモチベーション維持といった、企業としての新たな福利厚生の在り方が問われ始めています。
今回は、全国各地の提携宿泊施設を月額定額制で利用でき、ホテルや旅館に泊まるレジャー・バケーション目的の有給休暇取得支援にも寄与する宿泊型福利厚生サービス『TsugiTsugi (ツギツギ)』を中心に、従業員の効果的な休息や創造的な働き方を支援する福利厚生サービスを複数ご紹介します。
※本記事の内容は執筆時のリサーチによるものです。閲覧いただいた時点で各サービス内容が変化している場合もございます。料金やプランなどの詳細については各サービス窓口へお問い合わせください。イメージ画像は各サービス・運営会社さまの公式サイトより。
TsugiTsugiとは

東急株式会社が運営する、「旅するように暮らす」ことをコンセプトに掲げた定額宿泊サービス『TsugiTsugi (ツギツギ)』。宿泊コストの固定化・効率化をねらいに法人向けにも展開されており、企業の法定外福利厚生として、全国300以上の宿泊施設を従業員がリーズナブルな定額制で利用できます。用途や細かい条件が異なる3種類のプランに分かれ、出張におすすめの平日宿泊プラン、土日も利用できる福利厚生向きのプラン、ギフト向きの自由なカスタマイズプランから自社に合うものを選べます。
バケーション・ワーケーション利用の推奨により柔軟な働き方やリフレッシュを支援し、有給取得の促進にもつながる点も、人事や経営者としては魅力的なポイント。保養所を持たずとも同等以上の福利厚生を実現できるほか、デジタルギフト機能を活用すれば、表彰やインセンティブとしても有効です。料金は企業が一括で精算するため、利用する度に従業員が経費精算する必要もありません。総務や経理担当者の負担も軽減できるサービスです。
おすすめの類似サービス比較表
定額で全国の提携宿泊施設が利用できる『TsugiTsugi』ですが、長期滞在にも利用したい、自然豊かな施設を利用したい…といった場合は、以下のサービスがおすすめです。『TsugiTsugi』との類似点・相違点を踏まえながらご紹介します。
家族も施設利用可能『リゾートワークス』

【TsugiTsugiとの類似点】ワーケーションに利用可能/保養所として利用可能/企業担当者の負担軽減
【TsugiTsugiとの相違点】施設別の精算が必要
【こんな企業におすすめ】福利厚生の充実を図りたい
『リゾートワークス (Resort Worx)』は、全国各地の厳選された宿泊施設を優待価格で利用できる法人向けサービス。リモートワーク・テレワークに次ぐ新しい働き方「リゾートワーク」として、出張やワーケーション、プライベートで利用できる宿泊環境を提供します。従業員の心身のリフレッシュや有給取得促進に効果的であると同時に、企業側も出張宿泊費を30~80%ほど削減でき、双方に大きなメリットが見出せます。
2拠点生活も叶う『HostelLife』

【TsugiTsugiとの類似点】ワーケーションに利用可能/定額プランあり
【TsugiTsugiとの相違点】地域に特化した施設/短期滞在利用可能
【こんな企業におすすめ】福利厚生の充実を図りたい/地域に特化した施設を利用したい/短期滞在に利用したい
『HostelLife (ホステルライフ)』は、全国の提携ホステル(一般的なホテルよりリーズナブルな宿泊施設)に月額定額で宿泊できるサービスです。従業員が仕事やプライベートの目的に応じて全国各地のホステルを自由に利用できるほか、提携シェアハウスと組み合わせることで、都市部に生活拠点を持ちながら地方に短期滞在する2拠点生活も可能に。柔軟な働き方を支援することで、従業員満足度向上や離職防止に寄与できます。
地域密着型の空き家でワーケーション『ADDress』

【TsugiTsugiとの類似点】ワーケーションに利用可能/企業担当者の負担軽減/定額プランあり
【TsugiTsugiとの相違点】地域に特化した施設/働く環境が整っている部屋/Wi-Fi完備
【こんな企業におすすめ】福利厚生の充実を図りたい/地域に特化した施設を利用したい
『ADDress』は、空き家や古民家を活用した全国数百か所以上の宿泊施設に泊まれる、定額制の多拠点居住サービス。月額チケットにネット回線料金などの生活・仕事に必要なものが含まれ、全拠点にWi-Fiが完備されているため、従業員用の福利厚生として導入すればワーケーションやプライベートの旅行に有効活用できます。複数の会員がひとつの居住空間をシェアする(個室あり)ゲストハウスのような仕様で、イベント情報やコミュニティも用意されており、地方創生や地域活性化にも寄与するユニークなサービスです。
長期出張時の社宅・寮代わりに『goodroom』

【TsugiTsugiとの類似点】企業担当者の負担軽減/定額プランあり
【TsugiTsugiとの相違点】働く環境が整っている部屋/長期滞在利用可能
【こんな企業におすすめ】福利厚生の充実を図りたい/短期滞在に利用したい
『goodroom』は、全国800拠点以上のホテルやマンスリーマンションを月額制で利用できる、法人向けの長期滞在専門サービスです。従業員は一次的な寮や社宅として、家具・家電が備わった宿泊施設に最短2週間から滞在可能。敷金・礼金・契約といった細かい手続きがいらず、身軽に多拠点生活を実現できます。長期出張や地方勤務のサポートにも適しており、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を提供。部屋の手配もワンストップで依頼できるため、人事・総務担当者の負担軽減につながります。
自然豊かな施設で過ごせる『SANU 2nd Home for Business』

【TsugiTsugiとの類似点】ワーケーションに利用可能/企業担当者の負担軽減/定額プランあり/保養所として利用可能
【TsugiTsugiとの相違点】地域に特化した施設/働く環境が整っている部屋/Wi-Fi完備
【こんな企業におすすめ】福利厚生の充実を図りたい
『SANU 2nd Home for Business』は、日本全国の自然豊かな地域の宿泊施設を保養所として利用できる、セカンドホーム型の法人向けサービスです。初期費用はかからず、企業側が年間泊数に応じた月額費用を負担することで、従業員は清掃費などの雑費のみでリーズナブルに宿泊可能。合宿・研修・社員旅行などの団体利用に活用すればワーケーションやチームビルディングにも貢献できるほか、各宿泊地域の施設(スキー場やサウナなど)と提携しており、地域や自然の魅力を最大限に満喫できる工夫が凝らされています。
【詳しくはこちら】SANU 2nd Home for Businessとは?料金や評判、代替・類似サービス比較5選を解説
TsugiTsugiの主なメリット
出張費の削減・固定化が可能
『TsugiTsugi』の費用は月額定額制であり、従来では変動費となっていた出張費を固定費化できる点が大きな魅力のひとつ。出張時のホテル手配や費用精算業務の手間を軽減しながら、企業全体のコスト予測を容易にし、予算管理の効率化を実現します。また従業員は宿泊施設を自由に選択でき、滞在先でのリフレッシュも可能なため、働き方の柔軟性と満足度の向上にもつながります。福利厚生としての活用により、業務利用と私的利用の両面で従業員に価値を提供できる点も特徴です。
法定外福利厚生の充実に寄与
従業員に多様な宿泊体験を提供することで、企業の法定外福利厚生の充実に大きく貢献。休日のリフレッシュや有給取得の後押し、さらにはワーケーションや地方滞在による新たな働き方の実現を通じて、従業員の心身の健康維持やモチベーション向上に役立ちます。企業側で宿泊枠を共有する仕組みのため、公平性を保ちながら柔軟に運用でき、社員満足度の高い福利厚生制度として多くの企業に導入されています。
ギフトやインセンティブとしても活用できる
『TsugiTsugi』の宿泊システムは、オンラインで手続きが完了するデジタルギフトとして従業員に贈ることも可能。たとえば業績優秀者への報奨や表彰、副賞として宿泊体験を提供することで、特別感のある非金銭的報酬を実現できます。社員は全国の提携ホテルや旅館から好きな宿泊先を選べるため、自由度が高く満足度も高い点が特徴です。金銭支給に代わるインセンティブとして、従業員のモチベーション向上や企業へのエンゲージメント強化にもつながります。
TsugiTsugiのデメリット・注意点
宿泊対象になるのは提携施設のみ
『TsugiTsugi』で従業員が利用できる宿泊施設はすべて提携先のホテルや旅館に限定されています。提携施設は全国各地に広がっており、都市部から観光地、地方のリゾート地まで幅広くカバーしているため、出張・ワーケーション・リフレッシュ休暇など多様なニーズに対応可能です。提携施設限定であることで、利用状況の把握や不正利用の防止にもつながり、総務担当者にとっても管理しやすい福利厚生制度として活用できます
宿泊費以外に追加費用が発生することも
『TsugiTsugi』は月額定額プランでの宿泊利用が可能な一方、提携施設によっては宿泊費以外に追加費用が発生する場合があります。従業員に事前周知を行い、企業は追加費用の補助範囲を明確に定めて運用することが推奨されます。柔軟な宿泊体験をスムーズに利用するため、企業担当者は費用管理や社内ルールを整備をしておくと良いでしょう。
長期滞在には不向きな施設もある
全国の宿泊施設を定額で利用できる柔軟な福利厚生サービスですが、利用可能な施設の多くはビジネスホテルや旅館であり、中には長期滞在に不向きな設備環境の施設も含まれます。長期出張や研修時の住まいとして活用する際には適した施設を選定し、短期利用とのバランスをとりつつ、福利厚生として効果的に運用しましょう。

執筆者 中川栞|株式会社スナックミー ライター・エディター
Web制作会社の管理職としてライターの指導・教育に従事したのち、株式会社スナックミーでコンテンツ制作を手掛ける、おやつライター兼エディター。安心・安全の「おやつ時間」の楽しみ方や、暮らしや職場におやつがある日々の豊かさ、福利厚生置き菓子の魅力を軸に、自社オウンドメディア『snaq.me magazine』の記事や商品パッケージのコピーライティングなどを担当。好きなおやつは『スナックミーのやさしいキャラメル』と『キングソロモンデーツ』。
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