

人的資本経営が注目される中で、従業員一人ひとりのポテンシャルを引き出す福利厚生サービスを導入する企業が増えています。特に「コーチング」は、単なるスキル習得だけでなく、個人の内面と向き合うことで行動変容を促し、継続的な成長へとつなげるアプローチとして注目されています。
今回は、自己理解やキャリアの壁打ちに最適で、組織の成果にもつながる支援を行うサービス『mento』を軸に、同様の形態を持つ法人向けコーチングサービス5選をご紹介します。自社の課題に合わせたサービス選びにお役立てください。
※本記事の内容は執筆時のリサーチによるものです。閲覧いただいた時点で各サービス内容が変化している場合もございます。料金やプランなどの詳細については各サービス窓口へお問い合わせください。イメージ画像は各サービス・運営会社さまの公式サイトより。
mentoとは

『mento』は、コーチングとテクノロジーの力で誰もが主体的に生きられる社会を目指す、株式会社mentoが提供するコーチングサービスです。「個人」ではなく「組織」に与える影響が大きい管理職向けのマネジメント・コーチに特化しています。
『mento』には、通過率10%の厳しい審査を通過したプロのコーチが在籍しており、個別のニーズに合わせて最適なコーチと1on1セッションを受けられます。コーチングはオンライン完結のため、忙しい管理職でも自分のペースで実施できる上、セッションの制限もないことから、状況に合わせて必要な頻度・回数で実施できることが魅力です。
さらに、本人へのインタビューを通じた変化のレポートに加え、上司へのインタビュー、360度サーベイを実施することで、周囲の視点から変化を捉えて効果測定を行う仕組みが整っています。
おすすめの類似サービス比較表
管理職向けのサービスが充実『ZaPASS for Enterprise』

【mentoとの類似点】主に管理職向けにサービスを提供/オンラインコーチング/コーチはマッチングにより選定
【mentoとの相違点】コーチング以外のサービスも提供/コーチング効果を可視化する独自ダッシュボードあり
【こんな企業におすすめ】マネージャー層の育成に注力したい/コーチングと合わせて研修を検討している/従業員満足度を向上させたい
『ZaPASS for Enterprise』は、ZaPASS JAPAN株式会社が提供する法人向けコーチングサービスです。法人だけではなく、個人向けコーチングやコーチング養成講座、コーチングプラットフォームの開発など、コーチング領域でサービスを展開しています。1on1コーチングをはじめ、グループコーチングやコーチング型マネジメント研修、1on1スキル研修等、企業が抱える課題に合わせてアプローチしてくれます。マネージャー層向けのコーチングを中心に行っていますが、プレイヤー層の相談も可能です。プロのコーチが約200名在籍しており、独自のマッチングプロセスを経て最適なコーチが選ばれます。なお、【ZaPASS Digital Coaching Hub】による進捗管理から効果測定までを一元管理するダッシュボードによるコーチングの効果の見える化が叶います。
会社負担金額を柔軟に設定できる『コーチングHQ』

【mentoとの類似点】オンラインコーチング/コーチはマッチングにより選定
【mentoとの相違点】全社員対象にサービスを提供/セッション時間毎の価格設定
【こんな企業におすすめ】低コストで導入したい/幅広い階層の従業員に受けさせたい/従業員満足度を向上させたい
『コーチングHQ』は、「投資としての福利厚生」を掲げる株式会社HQが提供する法人向けコーチングサービスです。コーチングテーマは、リーダー育成やモチベーション向上、パフォーマンス向上などの約20種類から、企業の課題に合わせて自由に設定できます。全社員をはじめ、新入社員や管理職候補、管理職、役員等、立場に合わせたプログラムが用意されています。有資格者のコーチの中から、ヒアリングを通じて最適なコーチを紹介してくれます。会社の負担が大きくなりがちなコーチングを低価格で提供している上、会社負担分を柔軟に設定することができるため、福利厚生として導入しやすく工夫されています。
研修とコーチングをセットで提供『ソダテル』

【mentoとの類似点】主に管理職向けにサービスを提供/オンラインコーチング
【mentoとの相違点】研修とコーチングがセットのプログラム/コーチを選べる
【こんな企業におすすめ】マネージャー層の育成に注力したい/コーチングと合わせて研修を検討している/従業員満足度を向上させたい
『ソダテル』は、人材育成・組織開発コンサルティングを行うワンネス株式会社が提供する法人向けの幹部育成プログラムです。自分で仕事を進めてしまうプレイングマネージャーに焦点を当て、部下を育てるためのマネジメント研修を実施した上で、1on1コーチングを行う流れが特徴です。コーチングはオンラインで、実施日や時間帯は自由に設定できます。組織全体の改善につながるよう、1on1コーチングを通じて見えてくる従業員や組織の課題を企業へフィードバックしてくれます。マネジメントに特化したコーチングだからこそ、部下の育成やチームの生産性向上、トラブルやエラーの削減、離職率の削減に効果があります。
メンタルヘルスケアにも対応『Smart相談室』

【mentoとの類似点】回数制限なし/オンラインコーチング
【mentoとの相違点】カウンセリングや研修にも対応/全社員対象にサービスを提供/コーチを選べる
【こんな企業におすすめ】幅広い階層の従業員に受けさせたい/コーチングと合わせて研修を検討している/メンタルヘルスケアを行いたい
『Smart相談室』は、株式会社Smart相談室が提供する、従業員のメンタルヘルスケアやキャリア支援を目的とした法人向けコーチングサービスです。Smart相談室の全ての機能が使える【定着/開発プラン】、コーチングの【人材開発プラン】、カウンセリングやキャリアコンサルティングを行う【人材定着プラン】の3つのプランが用意されているため、ポジションや目的など、一人ひとりに合わせたサービスを選択できます。約200名のコーチが在籍しており、合格率10%以下の審査を通過した質の高いサービスが受けられます。従業員の利用回数やアンケートを集計することで、サービスの定着や組織課題の改善までサポートしてくれます。
人材育成支援サービスが充実『Business Coach』

【mentoとの類似点】オンラインコーチング/コーチはマッチングにより選定
【mentoとの相違点】全社員対象にサービスを提供/コーチング以外のサービスも提供
【こんな企業におすすめ】幅広い階層の従業員に受けさせたい/コーチングと合わせて研修を検討している/従業員満足度を向上させたい
『Business Coach』は、「あなたに、一人の、ビジネスコーチ」をコンセプトにビジネスコーチ株式会社が提供する法人向けコーチングサービスです。内定者・新入社員から取締役まで、幅広い階層へのプログラムが用意されています。コーチングと合わせて、定着支援のための導入ガイダンスやスキルアップ研修、人事コンサルティングなど、人材育成・開発支援サービスが充実しているため、企業の抱える課題に合わせてカスタマイズが可能です。コーチング導入前に、ステークホルダーに対する事前ヒアリング、インタビューを実施するため、課題とアクションプランを明確にした上で、コーチングをスタートできます。
mentoの主なメリット
インパクトの大きい管理職に特化したコーチング
『mento』は、管理職へのコーチングに特化したマネジメント・コーチを採用しているため、個人の成長にとどまらず、組織全体に成果をもたらすことをゴールとしています。コーチングを通して経営層やマネージャーの行動変容が促されることで、チーム全体の雰囲気やパフォーマンスも好転していく効果が期待できます。さらに、管理職の周辺環境への関わり方も改善されるため、従業員のモチベーションアップやキャリア形成へのポジティブな感情が醸成され、組織全体の離職防止、人材定着にも寄与します。
場所を選ばず、セッション受け放題
オンライン完結型で場所を選ばずに利用できるため、忙しい管理職でも業務に合わせて柔軟にスケジューリングできます。さらにセッション回数が無制限のため、個々の状況に合わせて必要な頻度・回数でコーチングを受けられることも魅力です。管理職の経験年数や個々人の課題によって適切なコーチングの回数は異なるため、受け放題にすることで、従業員ごとの効果のばらつきを抑える狙いがあります。
効果測定を行うための機能が充実
コーチングは成果が見えづらいものだからこそ、『mento』では、聴くプロのコーチによるインタビューに力を入れ、一人ひとりのレポートを作成します。さらに、本人だけでなく上司へのインタビューや周囲の視点から変化を把握する360度サーベイを実施し、より立体的に本人の変化を捉える工夫がなされています。導入後の成果や課題を明確にできるため、経営陣への報告や次の施策立案にも役立ちます。
mentoのデメリット・注意点
導入目的によってはフィットしない可能性がある
『mento』は管理職向けに特化しているため、全従業員対象のコーチングを検討している場合や従業員のメンタルケアに軸を置いた導入を考えている企業には、他サービスの方がマッチする場合もあります。管理職へのコーチングは長い目で見ると最終的にチーム全体の満足度向上や離職防止に影響を与えますが、今すぐに従業員へアプローチしたい、ということであれば、役職を限定しない又は課題に合わせたプログラムを提供しているサービスも検討してみてください。
コーチングの利用率に注意が必要
セッション回数無制限とはいえ、忙しい仕事の合間にコーチングの時間を確保することは容易ではありません。コーチングが活用されない、適切な頻度・回数で受けられていない状態では十分な成果が得られない可能性があります。導入時には目的の明確化や利用促進のために、社内コミュニケーションやセッションが受けられる環境づくりにも配慮が必要です。
継続して費用がかかる
全てのコーチングサービスに当てはまりますが、一度で完結するものではなく、継続的に取り組むことが前提となります。そのため、導入後もコストがかかり続ける点には注意が必要です。初期費用を含めた費用対効果を測る指標を会社として検討しておくとよいでしょう。『mento』では、効果測定を行うためのさまざまな機能を用意しているため、コーチングによって得たい成果をすり合わせて、進捗状況を可視化できる仕組みを整えておくと安心です。

執筆者 snaq.me magazine編集部
からだにやさしい無添加おやつの法人向け置き菓子サービス『snaq.me office (スナックミーオフィス)』が運営する、福利厚生専門よみものメディア『snaq.me magazine (スナックミーマガジン)』の編集部です。組織運営に役立つ情報をさまざまに発信していきます。
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