

働き方の多様化や従業員意識の変化が進む中、職場の状態を可視化し、エンゲージメントを高める取り組みが企業競争力の鍵となっています。中でも注目されているのが「組織サーベイ」の導入です。従業員のコンディションや職場環境に対する認識を定量的に把握し、離職リスクや生産性低下の兆候を早期に発見できるのが特長です。最近では、単なる調査にとどまらず、従業員の声をもとに具体的な改善策を提案する機能を持つサービスも登場し、経営層から現場まで活用が進んでいます。
今回は、組織状態の可視化から改善施策の実行支援までをワンストップで提供する『ラフールサーベイ』を軸に、同様の機能や特長を持つ代表的な組織サーベイサービス5選との比較を通じて詳しくご紹介します。
※本記事の内容は執筆時のリサーチによるものです。閲覧いただいた時点で各サービス内容が変化している場合もございます。料金やプランなどの詳細については各サービス窓口へお問い合わせください。イメージ画像は各サービス・運営会社さまの公式サイトより。
- ラフールサーベイとは
- おすすめの類似サービス比較表
- たった3分のパルスサーベイで組織の状態がわかる『Wevox』
- 個人と組織の課題を見える化する『Geppo』
- 従業員の変化を見逃さない『ミイダス組織サーベイ』
- 人材データを一元化し戦略的人事を実現する『タレントパレット』
- 従業員体験を科学的に捉える『クアルトリクス』
- ラフールサーベイの主なメリット
- 多角的な組織診断で課題の全体像を把握できる
- 「なぜ」を明確にする要因分析で具体的な対策が立てられる
- 施策実行まで支援する手厚い伴走型サポートがある
- ラフールサーベイのデメリット・注意点
- 初期設定に一定の工数がかかる
- 機能の効果的な活用には一定の習熟が必要
- 従業員のプライバシーへの配慮が必要不可欠
ラフールサーベイとは

ラフールサーベイは、企業のウェルビーイング経営をデータで支援する株式会社ラフールによる、従業員のコンディションやエンゲージメント、離職リスク、職場環境の課題を多面的に把握し、組織全体の健全化を支援する組織サーベイサービスです。特徴的なのはストレスチェックの枠を超え、個人の心理状態や行動特性までを可視化し、組織全体の課題構造を明らかにできる点にあります。加えて、従業員ひとりひとりが自身の状態を振り返ることができる仕組みが搭載されており、セルフマネジメント力の向上を促す点も大きな特長です。企業はその結果をもとに、個人と組織の両面から最適なアクションプランを策定することができます。
また、導入初期の設計から社内への定着支援、サーベイ結果をもとにした改善施策の実行まで専任担当者が一貫して伴走し、ストレス対処や心理的安全性に関する研修プログラム、産業医や外部専門家との連携によるメンタルケア支援、人的資本開示に向けたレポート作成サポートなど、組織の変革を多角的に後押しする体制が整備されています。
おすすめの類似サービス比較表
たった3分のパルスサーベイで組織の状態がわかる『Wevox』

【ラフールサーベイとの類似点】組織サーベイ/パルスサーベイ/エンゲージメント可視化/離職リスクの早期把握
【ラフールサーベイとの相違点】AIによる分析機能あり/デジタルホワイトボード機能あり
【こんな企業におすすめ】従業員のエンゲージメントを向上させたい/離職課題を解決したい/サーベイ分析の負担を減らしたい
『Wevox (ウィボックス)』は、従業員のエンゲージメントを可視化し、組織の状態をリアルタイムで把握できるパルスサーベイサービスです。スマートフォンやPCから約3分で回答可能なサーベイを通じて、組織の課題や変化を迅速に捉えることができます。AIによる分析サポートや、デジタルホワイトボード機能【Wevox Board】を活用することで、チームの改善活動を効果的に支援します。最低3人から利用可能なため、スモールスタートにも最適です。
個人と組織の課題を見える化する『Geppo』

【ラフールサーベイとの類似点】組織サーベイ/パルスサーベイ/エンゲージメント可視化/離職リスクの早期把握/専任担当のサポートがある
【ラフールサーベイとの相違点】3問の簡易サーベイあり/eNPS指標採用
【こんな企業におすすめ】従業員のコンディションを定期的に把握したい/離職課題を解決したい/サーベイ分析の負担を減らしたい
『Geppo (ゲッポウ)』は、従業員のコンディションやエンゲージメントを可視化し、個人と組織の課題を明らかにするHRサーベイツールです。毎月3問のシンプルなサーベイで状態を把握し、【eNPS指標】を用いた分析にも対応。実名回答時はアラート機能で迅速にフォローが可能です。回答傾向は管理画面で直感的に確認でき、部門別や属性別の分析にも対応。専任担当によるサポートとシンプルな設計で、運用負荷を抑えた継続的な活用ができます。
従業員の変化を見逃さない『ミイダス組織サーベイ』

【ラフールサーベイとの類似点】組織サーベイ/パルスサーベイ/エンゲージメント可視化/離職リスクの早期把握
【ラフールサーベイとの相違点】コンピテンシー診断と連携可能/アンケート項目の自由選択
【こんな企業におすすめ】従業員のコンディションを定期的に把握したい/離職課題を解決したい/サーベイ分析の負担を減らしたい
『ミイダス組織サーベイ』は、従業員の状態を可視化し、離職防止やパフォーマンス向上につなげるHRサーベイツールです。月1回、5分程度で回答できるアンケートは、やりがい・ミッション・健康・支援・人間関係・組織の6つのカテゴリから企業ごとに必要な設問を柔軟に選択でき、目的に応じた運用が可能です。回答結果は自動でレポート化され、従業員の変化をリアルタイムで把握できます。さらに、同社が提供する【コンピテンシー診断】と連携することで、個々の特性に合ったアクション設計やフィードバックが可能となり、組織改善をより実効的に推進できます。
人材データを一元化し戦略的人事を実現する『タレントパレット』

【ラフールサーベイとの類似点】組織サーベイ/パルスサーベイ/エンゲージメント可視化/離職リスクの早期把握/人的資本開示支援
【ラフールサーベイとの相違点】AIによる分析機能あり/人材データベース機能あり
【こんな企業におすすめ】サーベイと人材データを組み合わせて活用したい/離職課題を解決したい/サーベイ分析の負担を減らしたい
『タレントパレット』は、組織サーベイと各種人材データを一元管理し、戦略的な組織運営を支援するタレントマネジメントシステムです。従業員のエンゲージメントやモチベーションを定点観測できるパルスサーベイ機能を搭載し、その結果は評価情報やスキルデータと連動して分析可能です。組織や部門ごとの課題を明らかにすることで、離職リスクの高い層を把握し、先手を打って対策が可能になります。また、AIによる分析やレポート機能を活用すれば、人的資本の可視化とあわせて経営層への報告資料としても活用できます。
従業員体験を科学的に捉える『クアルトリクス』

【ラフールサーベイとの類似点】組織サーベイ/パルスサーベイ/エンゲージメント可視化/離職リスクの早期把握
【ラフールサーベイとの相違点】AIによる感情分析機能あり/多言語対応/グローバルベンチマーク機能あり
【こんな企業におすすめ】グローバルに展開する企業/多様な従業員の声を収集・分析したい/離職課題を解決したい/サーベイ分析の負担を減らしたい
『クアルトリクス』は、従業員の満足度や働きやすさを多面的に測定できるグローバル対応のサーベイツールです。質問は自由に設計でき、部署や役職に応じて出題内容を変える論理分岐や、独自の設問を組み込むことも可能です。これにより調査対象に最適化された設問設計が実現できます。エンゲージメントやウェルビーイング、離職意向なども含めて包括的に把握でき、AIが自由回答の要点を整理し、管理者に行動のヒントを提示します。世界中の大企業でも導入されており、高い信頼性と柔軟な運用が特長です。
ラフールサーベイの主なメリット
多角的な組織診断で課題の全体像を把握できる
『ラフールサーベイ』は、エンゲージメントや離職リスク、ストレス、ハラスメントなど、幅広いテーマをカバーする設問を備えています。従業員の心身の状態や職場環境を包括的に把握できるため、従来の単一サーベイでは見逃しがちな課題も明確になります。サーベイはスマホ対応かつ短時間で回答可能な設計となっており、負担を最小限に抑えながら精度の高い組織診断が実現可能です。また、ショートサーベイとディープサーベイの併用により、頻度と深さを両立させることもできます。
「なぜ」を明確にする要因分析で具体的な対策が立てられる
サービスの最大の強みの一つが、結果の背景にある要因を明確にする分析機能です。単にスコアの良し悪しを示すだけでなく、「なぜこのような結果になったのか」を深掘りして改善に必要な手がかりを提示します。例えば、離職リスクが高い部署であれば「上司との信頼関係が希薄である」「業務に対する裁量がない」など、具体的な要因を明らかにします。このような因果関係を可視化することで、経営層や人事部門は的確な打ち手を選定しやすくなり、効果的な施策をスピーディに展開できます。
施策実行まで支援する手厚い伴走型サポートがある
サービスの特徴として、単なるデータ提供だけでなく導入前から施策実行後までを見据えた「伴走型」のサポート体制が整っていることが挙げられます。専任のカスタマーサクセス担当がつき、初期設計、社内浸透、分析レポートの読み解き、改善提案の立案までを一貫して支援します。フィードバック資料の作成や経営層への報告代行、人的資本情報の活用支援なども対応しており、特にノウハウが不足しがちな中小企業でも安心して導入・運用が可能です。
ラフールサーベイのデメリット・注意点
初期設定に一定の工数がかかる
『ラフールサーベイ』は多角的な設問設計が特徴ですが、それだけに初期導入時には一定の準備作業が必要です。組織情報の登録やサーベイ対象者の設定、従業員への周知・説明といったプロセスには手間がかかるため、計画的なスケジュール調整が求められます。専任担当者の伴走支援はあるものの、人事担当者が導入目的を明確にし、キックオフ時に社内の関係者と方向性を共有することでスムーズな立ち上げが可能となります。導入時の準備にリソースを確保できるかどうかが運用成功のカギを握ります。
機能の効果的な活用には一定の習熟が必要
サービスではサーベイ機能だけでなく、【セルフケア支援】、【感謝のキモチ】、【ラフコイン機能】など、個人や組織の課題解決を支援する豊富な機能を提供していますが、その一方ですべての機能を効果的に使いこなすにはある程度の習熟が必要です。特にダッシュボードや分析レポートの活用、複数部署への展開などには最初は戸惑う場面もあるでしょう。サポート体制は整っているものの、導入初期は段階的に機能を活用していくことが現実的なアプローチです。
従業員のプライバシーへの配慮が必要不可欠
サーベイの実施においてはメンタルコンディションや睡眠傾向などの個人に関する繊細な情報も扱うため、情報管理には細心の注意が必要です。たとえツール側で匿名化や権限管理が行われていたとしても、社内での情報取り扱いルールが曖昧な場合、従業員が不安や不信を抱く可能性があります。誰がどのデータにアクセスできるか、目的外利用はしないかなど、社内規程や教育の徹底が不可欠です。プライバシー保護の取り組みは導入と同時に整備すべき重要な観点です。

執筆者 snaq.me magazine編集部
からだにやさしい無添加おやつの法人向け置き菓子サービス『snaq.me office (スナックミーオフィス)』が運営する、福利厚生専門よみものメディア『snaq.me magazine (スナックミーマガジン)』の編集部です。組織運営に役立つ情報をさまざまに発信していきます。

監修者 中川栞|株式会社スナックミー ライター・エディター
Web制作会社の管理職としてライターの指導・教育に従事したのち、株式会社スナックミーでコンテンツ制作を手掛ける、おやつライター兼エディター。安心・安全の「おやつ時間」の楽しみ方や、暮らしや職場におやつがある日々の豊かさ、福利厚生置き菓子の魅力を軸に、自社オウンドメディア『snaq.me magazine』の記事や商品パッケージのコピーライティングなどを担当。好きなおやつは『スナックミーのやさしいキャラメル』と『キングソロモンデーツ』。
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