
多忙な日々を過ごすビジネスパーソンにとって、読書や自己学習の時間を確保するのはなかなか難しいもの。しかしながら、企業が福利厚生の一環として、短時間で手軽に活用できる学習コンテンツを提供することで、従業員が無理なく知識を深めたり、スキルアップ・リスキリングに取り組むするきっかけを生み出すことができます。結果として、学習へのハードルを下げ、自然と学ぶ習慣を身につける支援にもつながるでしょう。
今回は、仕事やビジネスに役立つさまざまな書籍の要約を読み放題で活用できる、『flier business (フライヤービジネス)』を軸に、類似するオンライン読書・学習サービスを比較しながらご紹介します。
※本記事の内容は執筆時のリサーチによるものです。閲覧いただいた時点で各サービス内容が変化している場合もございます。料金やプランなどの詳細については各サービス窓口へお問い合わせください。イメージ画像は各サービス・運営会社さまの公式サイトより。
flier businessとは

『flier business (フライヤービジネス)』は、ビジネス書の要約を通じて効率的なインプットを支援する、法人向けの人材育成サービスです。1冊あたり約10分で内容を把握できる要約が提供されており、最新の話題書から古典的名著まで、毎日更新され、17カテゴリ・約3,900冊以上のラインナップを取り揃えています。耳から学べる音声機能も搭載されているため、移動時間が長い方や活字が苦手な方もスキマ時間を活用して、無理なくインプットを習慣化できます。
また、単なる読書にとどまらず、読後の気づきや学びを記録できる学びメモや、社員自身が本を整理できる「本棚」機能など、継続的な学習を促す仕組みが豊富です。さらに、管理者向けのダッシュボードでは、社員の利用状況や学習の進捗を可視化することが可能なため、導入後の効果測定やフォローもしやすい点が特長です。
おすすめの類似サービス比較表
書籍の要点を効率学習『SERENDIP』

【flier businessとの類似点】オンラインの法人向けサービス/ビジネススキルを学べる/書籍の要約を扱う/定額制の福利厚生サービス
【flier businessとの相違点】海外書籍の要約も読める
【こんな企業におすすめ】社員のスキルアップに役立てたい/満遍なく知識を得たい/学びの習慣を支援したい
『SERENDIP (セレンディップ)』は、国内外から厳選した多様な書籍を要約して配信する法人向けのサービスです。要点を10分程度で読めるダイジェスト形式で提供しており、新着配信が定期的にメールで届くため通勤時間や業務の合間など、限られた時間でも効率的に情報収集が可能です。日本で未翻訳の海外書籍の要約も含まれており、普段は触れる機会の少ないグローバルな知識にアクセスできる点も大きな魅力です。
社内図書をデジタル化『Sharelot』

【flier businessとの類似点】オンラインの法人向けサービス/ビジネススキルを学べる/コンテンツシェア機能がある/定額制の福利厚生サービス
【flier businessとの相違点】電子書籍を扱う
【こんな企業におすすめ】社員のスキルアップに役立てたい/満遍なく知識を得たい/学びの習慣を支援したい/コミュニケーション活性化に役立てたい/社内図書を充実させたい
『Sharelot (シェアロット)』は、法人向けの電子書籍配信サービスで、ビジネス書や技術書、実用書など幅広いジャンルを網羅しています。従業員の読んだ書籍をレビューとともに社内で共有できる仕組みで、社内図書館の構築やナレッジの蓄積ができる環境をつくれます。誰がどんな本を読んでいるのかが分かるため、学習意欲を高めるきっかけにもつながります。利用料金は、書籍の登録費用と利用人数・契約期間に応じた月額料金で構成されており、シンプルな料金体系も特徴です。
継続学習を促進する設計『GLOBIS 学び放題 法人向けサービス』

【flier businessとの類似点】オンラインの法人向けサービス/ビジネススキルを学べる/定額制の福利厚生サービス
【flier businessとの相違点】書籍の要約は扱わない/自社コンテンツを配信できる/階層別研修に活用できる
【こんな企業におすすめ】社員のスキルアップに役立てたい/満遍なく知識を得たい/学びの習慣を支援したい/楽しく取り組めるコンテンツがいい/自社専用コンテンツを活用したい
『GLOBIS 学び放題 法人向けサービス』は、グロービスグループが提供する法人向けeラーニングプラットフォームです。経営・マーケティング・会計・リーダーシップなど、ビジネスに必要な多様な分野をカバーし、これまでに4,000社以上で導入された実績を持ちます。動画講義に加えて、理解度を確認できるクイズや、AIによる学習フィードバック機能など継続的なスキルアップを支援する仕組みが充実しているため、学習意欲の向上が期待できます。
自社向け研修も構築できる『ビジトレホーダイ』

【flier businessとの類似点】オンラインの法人向けサービス/ビジネススキルを学べる/定額制の福利厚生サービス
【flier businessとの相違点】書籍の要約は扱わない/自社コンテンツを配信できる/階層別研修に活用できる
【こんな企業におすすめ】社員のスキルアップに役立てたい/満遍なく知識を得たい/社員のヘルスリテラシーを高めたい/学びの習慣を支援したい/楽しく取り組めるコンテンツがいい/自社専用コンテンツを活用したい
資格・通信講座でも著名な株式会社ユーキャンが運営する法人向けeラーニング『ビジトレホーダイ』。マネジメントやビジネスマナーなど、階層別・分野別に選べる1,000本以上の講座が用意されています。自社専用の研修コースやオリジナルの学習プランが作成できるカスタマイズ機能があるため、企業のニーズにマッチした研修ができます。さらに、eラーニングによるインプットだけでなく、ロールプレイングやディスカッションができるライブレッスンにも対応しており、座学と実践を組み合わせた柔軟な研修設計が可能です。
環境にも優しい本の定期便『shelff』

【flier businessとの類似点】書籍の法人向けサービス/定額制の福利厚生サービス
【flier businessとの相違点】オンラインサービスではない
【こんな企業におすすめ】社員のスキルアップに役立てたい/満遍なく知識を得たい/学びの習慣を支援したい/社内図書を充実させたい
『shelff』は、法人向けの本のサブスクリプションサービスです。あらかじめ読みたい本をウィッシュリストに登録しておくことで、リストから2冊と関連する本1冊がセレクトされて、毎月3冊が届く仕組みです。毎月決まった冊数が届くことで、読書習慣が自然と身につき、知識のインプットが促進されます。また、書籍は返却する必要がないため、社内に蓄積することも可能。不要になった本は引き取ってもらえるうえ、利用料金の割引が適用されるという、環境にも配慮した仕組みを持つサービスです。
flier businessの主なメリット
専門家監修で安心の品質
『flier business』には、出版社および著者の許諾を得た正式な要約のみが掲載されているため、信頼性の高い情報として活用できます。また、要約の執筆は経験豊富なプロのライターが担当しており、ライター同士で原稿作成とレビューを行うことで、品質を担保しています。さらに、社内外の専門家による「選書委員会」が設置されており、年間約6,000冊出版されるビジネス書の中から、ビジネスパーソンにとって有益な書籍が厳選されています。
読書を習慣化する機能が豊富
『flier business』には、読書体験をより深め、習慣化しやすくするための機能が用意されています。要約を読んだ後は、メモ機能で自身の気づきや感想を記録し、知識の定着を促すことができます。また、社内で読んだ本を共有できる機能や、社内で多く読まれている本が一目で分かるランキング機能も搭載。これらの機能によって、個人の学びを組織内に広げることができ、読書習慣を組織全体に浸透できるでしょう。
音声対応で移動中も学習できる
『flier business』では要約以外のコンテンツも豊富です。例えばバックグラウンド再生可能な音声機能は、通勤中や車での移動中など、手が離せない場面でも効率的なインプットに最適。ナレーションによる音声コンテンツで、活字が苦手な方にとっても読書への入り口となり、学びのハードルを下げる役割を果たします。さらに、著者や専門家、著名人が出演するYouTubeコンテンツも提供されており、多様な視点で知識を深められるのも魅力の一つです。
flier businessのデメリット・注意点
画面閲覧による目の負担
『flier business』は、PCやスマートフォンなどのデジタル端末で要約を閲覧するスタイルです。便利で手軽に活用できる反面、画面を長時間見続けることになるため、目に負担がかかってしまいます。特に、日常的にパソコン作業が多い社員にとっては、『flier business』の利用により、眼精疲労や集中力の低下を促進してしまう可能性も。適度な休憩や負担を軽減する画面の設定など、健康に配慮した利用方法を促すことで、業務効率と快適な学習環境の両立を目指しましょう。
専門性の高い分野はフォローが必要
約3,900冊以上の要約が掲載され、ラインナップも日々更新されている『flier business』。とはいえ、どの業種・職種にとっても最適な書籍が常に揃っているとは限りません。特に、専門性の高い技術職などでは、必要とされる書籍の分野が反映されにくいケースも見受けられます。特に技術職の専門書は高価で手が届きにくくなる傾向があるため、要約サービスとあわせて書籍購入補助制度を導入することで、現場のスキルアップ支援をより実効性のあるものにできるでしょう。
学習効果は労働環境に左右される
学習支援サービスの活用には、従業員が無理なく取り組める環境づくりが前提となります。『flier business』も、単なる制度導入だけでは効果が限定される恐れがあります。たとえば、慢性的な残業やシフトの不規則化が続く職場では、学習時間の確保が難しく、むしろ心身の疲労を助長する要因になりかねません。サービスの導入にあたっては、まず労働時間や業務配分の見直しを行い、安心して自己成長に向き合える職場環境を整えることが重要です。

執筆者 山本瑠奈|株式会社スナックミー カスタマーサポート
百貨店デザイナーズブランド勤務やコールセンター勤務を経て、株式会社スナックミーでお客さまとのコミュニケーション窓口を担うカスタマーサポート担当。個人・法人のユーザーさまが安心してスナックミーをご利用いただけるよう、お困りごとに真摯に向き合うかたわらで、課題解決に役立つ「よくある質問」コンテンツの編集・更新や「福利厚生用語集」の作成も対応中。好きなおやつは『もっちりさつまいもバター餅』と『米粉パスタスナック』。

監修者 snaq.me magazine編集部
からだにやさしい無添加おやつの法人向け置き菓子サービス『snaq.me office (スナックミーオフィス)』が運営する、福利厚生専門よみものメディア『snaq.me magazine (スナックミーマガジン)』の編集部です。組織運営に役立つ情報をさまざまに発信していきます。
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